戦地からの絵手紙
博多の提灯職人が妻子に寄せた思い

現在の福岡市博多区、那珂川にかかる西中島橋のたもとに戦前、老舗の提灯店がありました。主人の名は、伊藤半次。召集された半次の部隊は、満州(現・中国東北部)から沖縄に転戦し、その地で玉砕します。絵が得意だった半次は戦地から博多の妻子に宛て、絵手紙など400通もの便りを送りました。それを引き継いだ孫の伊藤博文は絵手紙の展示や講演を通じ、家族の元へ帰りたいと願いながら戦死した祖父の無念を今に伝えています。

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戦地から愛のメッセージ

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戦争を知らない世代が、この高齢化社会にあって世の中の5分の4を超えたと言われています。戦争を知らない私たちが平和な世の中を考えていく上で戦争体験者に話しを直接聞ける最後の世代です。
当時生きていた方々一人一人に、顔があり、心があり、名前があり、そして愛する人がいて、命があり、夢があり、昔も今と変わらない当たり前の日常、生活などがありました。 

《企画展》

オトウチャンの絵手紙展 博多町家ふるさと館 平成23年6月3日~28日、戦地から妻れい子へ、伊藤半次書簡展 博多町家ふるさと館  平成24年8月1日~9月17日、戦地の父より愛をこめて、伊藤半次書簡展 博多町家ふるさと館  平成25年8月1日~9月30日、戦地から愛のメッセージ伊藤半次絵手紙展 大刀洗平和記念館  平成26年8月2日~10月28日、FBS福岡放送戦後70年特別企画展「未来へのメッセージ」 平成27年6月8日~6月28日、戦時中の手紙・手記からみる家族の絆展 沖縄県平和祈念資料館 平成27年8月1日~8月31日、戦争とわたしたちのくらし25 福岡市博物館 平成28年6月14日~8月21日、伊藤半次の絵手紙と沖縄戦  那覇市歴史博物館 平成29年4月28日~6月27日、絵手紙の力語り継ぐ戦争と平和への願い展 福岡市市民福祉プラザ  平成29年6月16日~6月19日、伊藤半次の絵手紙と沖縄戦 沖縄縣護国神社 平成30年6月23日~6月24日、伊藤半次の絵手紙~満州そして沖縄~嘉麻市碓井平和祈念館   令和2年8月1日~8月30日

《講演》

大刀洗平和記念館(企画展関連イベント) 平成26年8月10日、福岡市立百道浜小学校 特別授業(開戦の日 平和学習) 平成26年12月8日、福岡市立春吉小学校 特別授業(開戦の日 平和学習) 平成27年6月8日、FBS福岡放送戦後70年特別企画展「未来へのメッセージ」FBSスタジオ内ギャラリートーク全12回(平成27年6月8日~6月28)、九州文化学園高等学校(佐世保市) 原爆投下の日特別授業(全校生徒795名) 平成27年8月9日、ライオンズクラブ337−A地区 レオクラブ地区会議 記念講演 平成28年3月27日、福岡市立百道小学校 特別授業(平和学習) 平成28年6月17日、福岡市立百道浜小学校 特別授業(平和学習) 平成28年6月18日、長崎県立波佐見高等学校 原爆投下の日特別授業(全校生徒480名) 平成28年8月9日、株式会社 縁(福岡市)新入社員向け特別講習 平成28年10月1日、大分県中津市立下郷浜小学校 特別授業(平和学習)  平成28年12月9日、九州産業大学(マスコミ文化論) 平成28年12月17日、広島県三次市立川地小学校 特別授業(平和学習)   平成29年2月26日、那覇市歴史博物館ギャラリー文化講座 平成29年4月29日、福岡市市民福祉プラザふくふくホール特別講演 平成29年6月17日、沖縄県那覇市那覇小学校 特別授業(全校生徒450名) 平成29年4月29日、沖縄県糸満市大度公民館平和講座 平成29年6月23日、那覇市歴史博物館ギャラリー文化講座 平成29年6月24日、福岡県糟屋郡久山中学校 平和講和(全校生徒400名) 平成29年8月1日、長崎県立川棚高等学校 原爆投下の日特別授業(全校生徒450名)  平成29年8月9日、福岡北ロータリークラブ卓話  平成29年8月18日、九州産業大学(マスコミ文化論) 平成29 年11月26日、福岡市立春吉小学校 特別授業(開戦の日 平和学習) 平成30年6月19日、九州文化学園高等学校(佐世保市)原爆投下の日特別授業(全校生徒795名) 平成30年8月9日、上天草市郷土史研究会 令和1年5月18日、福岡市立百道小学校 特別授業(平和学習) 平成1年6月17日、東大阪市人権教育研究会 令和1年8月2日、福岡市立百道小学校 令和2年6月19日、嘉麻市碓井平和記念館ギャラリー講座 令和2年8月22日【令和3年3月末までに開催予定】福岡市立高取公民館、百道浜公民館、百道浜小学校

過去のメディア実績など

《新聞掲載》

西日本新聞夕刊 平成23年6月1日、西日本新聞朝刊   平成24年8月4日、毎日新聞朝刊 平成24年8月14日、朝日新聞朝刊 平成24年8月21日、読売新聞夕刊  平成26年7月22日、朝日新聞朝刊    平成26年8月9日、毎日新聞朝刊   平成26年8月10日 西日本新聞夕刊  平成26年9月5日 読売新聞朝刊 平成26年9月11日 西日本新聞朝刊、読売新聞   平成27年6月12日、毎日新聞朝刊   平成27年9月28日、西日本本新聞朝刊    平成27年10月3日、読売新聞朝刊  平成27年11月21日、読売新聞朝刊 平成28年1月19日、西日本新聞朝刊   平成28年1月22日、読売新聞朝刊、平成28年1月19日、西日本新聞朝刊   平成28年3月26日、読売新聞朝刊  平成28年8月10日、11日、大分合同新聞朝刊   平成28年12月17日、中国新聞朝刊   平成29年2月27日、琉球新報社朝刊   平成29年4月29日、沖縄タイムス朝刊、平成29年5月3日、読売新聞朝刊 平成29年6月17日、西日本新聞朝刊   平成29年6月20日、毎日新聞朝刊 平成30年6月20日、朝日新聞朝刊(全国版:天声人語)平成29年6月23日、毎日新聞朝刊(憂楽帳 平和の烽火) 令和1年5月2日、熊本日日新聞朝刊  令和1年5月24日、沖縄タイムス朝刊 令和2年11月18日、朝日新聞朝刊  令和2年1月17日、朝日新聞朝刊 令和2年2月5日、西日本新聞朝刊 令和2年7月27日(令和2年7月29日 yahooニュースアクセス総合ランキング1位)、読売新聞西部本社「ふかぼりメディアささっとー 」 令和2年8月4日、5日連載、読売新聞朝刊 令和2年8月11日、朝日新聞朝刊 令和2年8月15日 、毎日新聞朝刊(九州山口版、関東版社会面)令和2年8月22日  

《テレビ:特集、ラジオ出演など》

 FBS福岡放送(NEWS 5ちゃん)夫から妻へ 戦地からのラブレター 平成24年8月15日、NHK福岡放送局(熱烈発信!福岡NOW)わが家族へ 戦地からの絵手紙  平成24年9月5日、NHK福岡放送局(熱烈発信!福岡NOW)出征兵士が送った家族への絵手紙  平成25年8月1日、FBS福岡放送(NEWS 5ちゃん)祖国の家族に「愛の手紙」 平成25年8月9日、RKB毎日放送(今日感ニュース)福岡から戦地へ手紙が語る家族への思い 平成25年8月12日、TNCテレビ西日本(スーパーニュース)戦地の父から家族へ思いつづった手紙 平成25年8月15日、RKBラジオ(今日の検索君) 平成25年8月15日、NHK福岡放送局(熱烈発信!福岡NOW)戦地から届いた絵手紙 祖父の足跡たどる旅 平成26年6月4日、NHK全国放送(おはよう日本)戦場からの絵手紙 祖父の思いは  平成26年6月9日、TNCテレビ西日本(スーパーニュース)戦地から家族へ400通 手紙でたどる祖父の思い平成26年6月23日、FBS福岡放送(NEWS 5ちゃん)戦地からのラブレター 平成26年8月12日、RKB毎日放送(今日感ニュース)戦地から届き続けた愛のメッセージ 平成26年8月14日、RKBラジオ(ウメ子食堂:スタジオ生出演) 平成26年8月15日、FBS福岡放送(夢∞無限大FUKUOKA)対談番組出演 平成26年11月17日、NHK福岡放送局(NEWS)兵士からの絵手紙で平和考える授業  平成26年12月8日、RKB毎日放送(今日感ニュース)「戦地からの絵手紙」で平和考える 平成26年12月9日、FBS福岡放送(NEWS 5ちゃん)家族へ戦地からの「絵手紙」 平成26年12月17日、沖縄テレビ放送(おきCORE)特集放送 平成27年5月21日、FBS福岡放送 平成27(2015)年 生出演 めんたいNEWS PLUS(平成27年6月8日、8月3日)、めんたいワイド増刊号(平成27年6月14日)FBS福岡放送「目撃者f 戦地からの手紙~つながった愛のメッセージ」放送 平成27年6月15日、FBS福岡放送(NEWS 5ちゃん)戦地からの絵手紙で特別授業 平成27年6月19日、琉球放送(戦後70年の地平から)特集放送 平成27年7月31日、テレビ佐世保(スポットインサセボ)絵手紙から伝わる平和への想い九文高校平和学習 平成27年8月9日、FBS福岡放送(NEWS めんたいPlus)戦時中の兵士と家族つなぐ展示会 平成28年6月14日、FBS福岡放送(NEWS めんたいPlus)戦地から届いた「絵手紙」祖父の足跡訪ね沖縄へ  平成29年4月28日、琉球朝日放送(ニュースQプラス)戦地からの便り 平成29年4月29日、NHK沖縄放送局(おきなわHOTeye)絵手紙から見る沖縄戦  平成29年5月2日、FBS福岡放送(NEWS めんたいPlus)「戦地からの絵手紙」展  平成29年6月16日、沖縄テレビ放送  那覇小学校で平和講演会「戦地からの愛のメッセージ」 平成29年6月22日、テレQ(NEWS ふくおかサテライト)福岡大空襲73年小学校で平和学習 平成30年6月19日、FBS福岡放送(NEWS 5ちゃん)戦地から福岡の家族に「絵手紙」  平成30年6月22日、テレビ佐世保(スポットインサセボ)九州文化学園高校平和集会 平成30年8月9日、KBC九州朝日放送 コロナ禍に考える戦争と平和「戦地から送られた400通の絵手紙」 令和2年8月12日、TNCテレビ西日本(ももち浜S情報ライブ)戦地からの絵手紙 家族に宛て 令和2年8月13日、RKB毎日放送(ヘッドラインニュース)戦地からの絵手紙展 令和2年8月22日、ケーブルステーション福岡(かまっちゃらん!?)伊藤半次 戦地からの絵手紙~満州そして沖縄~ 伊藤半次さんの孫 博文さんが語る 令和2年8月26日

 
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満州で釣り糸を垂れる

1941年7月、2度目の召集を受けた半次さんは満州へ向かいます。配属されたのは野戦重砲兵連隊。現地の橋で釣りをしている様子を描き、戦友とビールを飲んで中洲のビール園を懐かしく思い出したことをつづっています。
最後に「こうした絵葉書をこれから色々書いて送りますから 何か一緒に張って取って置いてくれ 又先で見ると面白いと思う」と記しています。「戦争が終わって家族の元に帰り、平和な時代にみんなで一緒に絵手紙を見返す日を夢見ていたのでしょう」

届いた慰問品に大喜び

福岡から届いた荷物に大喜びする伊藤半次。「とにかく元気な姿を描くことで、家族を心配させないようにしていたのでは」。中洲にあった百貨店「福岡玉屋」の箱も見えます。

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家族の元に帰ることを夢見て

「お母チャン この慰問袋へ入ったら お父チャンの処へ行けるの 僕お父チャンの戦争シテルの見たいなあ」。妻、禮子の膝に抱かれているのは、次男、允博。
戦地から送る郵便は検閲が行われていました。「帰りたい、会いたい、戻りたいとは書けないから、息子の言葉にして、その思いを伝えたのでしょう。祖父の気持ちを考えると切なくなります」

成長した我が子の姿を思う

裏庭で実ったビワをつつく3人の我が子を描いた伊藤半次。召集され、満州に渡ったのは、末っ子の允博(右端)が生後6か月の時でした。「何年も会えないままだから、大きくなった姿を想像して描き、こんな日常に戻りたいと願ったんでしょうか」

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祖父の足跡をたどる旅

沖縄

野戦重砲兵第23連隊
(球3109部隊)

慰霊碑

同部隊は、沖縄戦で最も過酷な戦いと言われる首里攻防戦で迫り来る米軍との戦いに臨んだ後、南部の糸満市へ撤退し、1945年6月に玉砕したとみられます。死没者原簿によると沖縄本島小渡で戦死、享年32。23連隊1036人のうち、生き残ったのはわずか148人と伝えられています。伊藤半次の最期の地、小渡(現在の地名 大度)には、生き残った戦友や遺族によって慰霊碑が建立されています。

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福岡県沖縄地域戦没者慰霊団

福岡県出身の戦没者は約4000人。参列しているのは、沖縄で亡くなった方々が愛した人たち。子供の頃に父親を亡くした方々のご苦労を直接お聞きすると、戦争に参加した当事者だけでなく、残された家族までが不幸になるのが戦争だという事を身を以て知らされました。その世代も非常に少なくなり、子の世代が高齢であるという現実を間近で感じ、今を生きる私たちが出来ることとして、身近にいる戦争の時代を生き抜いた方々から、その時代、そして親を戦争でなくして戦争が終わってから重ねた苦労など色んな体験談を直接聞ける最期の世代です。54回目(令和2年1月17日~18日)の参加者20名、年々参加者も減り、全国で慰霊祭を中止したり10年おきの開催となる県があるなど、今後継承が難しい状況になっています。


亡き戦友たちへの想い

浄土寺

野戦重砲兵23連隊の菩提寺です。
納骨堂には野戦重砲兵23連隊の仏壇があり、引出しの中には隊員名簿とともに関係資料が残されています。野重23会(平成6年に解散)の方々(部隊生き残り、遺族などで構成)が亡くなる前に、戦友達の永代供養をするため、慰霊碑の土地所有権など含めて寺の住職に全てを託したという。

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戦場の祖父たどる手紙400通

自筆の絵、家族に思い 福岡の孫、足跡追って

【毎日新聞動画】2020年8月21日

 
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